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「兼務社(けんむしゃ)」とは、専属の神職がおらず、別に本務社を持った神職が社務を兼任している神社のこと。日本全国には、現在およそ8万の神社があるが、神職の数は2万人程度であるため、必然的に、1人の神職が複数の神社を兼務しているのが現状である(『神道事典』[平成14年] 弘文堂)。兼務社のうち、本務社の祭神または地主神と何らかの由縁のあるものを「摂社(せっしゃ)」、特に由縁の無いものを「末社(まっしゃ)」という。また、兼務社のうち、本務社の境内にあるものを特に「境内社(けいだいしゃ)」と呼ぶこともある。 |
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