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鳩山一郎像(文京区大塚) | 山本社司の碑(築土神社境内) |
終戦間近の1945年3月10日、東京大空襲により世継稲荷(築土神社末社)の社殿全焼。このとき当社駐在の山本岸太郎は妻の制止を振り切り、激しく燃え崩れる世継稲荷社殿へ飛び込んだ。遺体で発見された時、その腕には焼け焦げた世継稲荷の御神体が抱かれていたという。
1955年山本岸太郎十年祭の折、当時の総理大臣鳩山一郎氏の協賛により当社の境内に山本岸太郎の慰霊碑が建立された。慰霊碑には「山本社司之碑 昭和二十年三月十日戦災に御神体を抱持し此の地に歿す 十年祭に建立 世継稲荷講 総理大臣鳩山一郎書」とある。
鳩山一郎は1883年東京生まれ。1907年東京帝国大学を卒業後、弁護士、市会議員を経て、1945年日本自由党を結成し総裁に就任。1954年には日本民主党の結成に伴い総裁に就任し、第52代内閣総理大臣となる。1959年76歳で没。 |
関連ページ ↓ 【世継稲荷(田安稲荷)】
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